難解な表現が多い会員規約
重要かつ難解な会員規約
申し込み時に渡される「会員規約」。すべてに目を通して承認の印鑑を押さなければ、契約は成立しません。逆にいえば、承認の印鑑を押したということは内容を理解して、従うことを認めたということになります。しかし現実的には、これは建前になっているといってもいいでしょう。契約の前に会員規約を隅々までじっくり読む人がどれだけいるのでしょうか。かなり少ないのではないかと思われます。業者を信頼して、もしくは会員規約を軽視して、とりあえず印鑑を押してしまうという人がほとんどです。
会員規約を読まない人が多い最大の理由は、難しくて長い、というものではないでしょうか。日常生活ではおよそ耳にしないような単語が多く出てきますし、一般人がすらすらと読めるものではないでしょう。
しかし会員規約はいわば契約内容のルールブックです。非常に重要なものですので、とりあえず一度は目を通しておきましょう。難解な文章ですが、大切な部分はなんとなく分かるものになっています。そして大切だと思われる部分を重視して読み、分からなければ担当者やオペレーターに質問してゆきましょう。
申し込み手続きの際は、お金を貸してもらう、という意識もあって、どうしても受動的になりがちです。しかし会員規約を説明するのも業者の仕事ですので、遠慮なく質問してゆきましょう。
「期限の利益の損失」とは?
会員規約のなかでも重要な部分をいくつかピックアップして説明していきます。会員規約を読むのは面倒、という人もぜひ押さえておいてほしいポイントになります。1つめは「期限の利益の損失」という言葉です。「期限」「利益」「損失」というなんでもない単語しか使われていませんが、全体として何を表しているのか、イメージしにくいものです。「期限の利益」というのは、簡単にいいますと、「決められた日まで返済しなくても良い」ということを意味になります。したがって期限の利益を「損失」すると、返済期日に関係なく返済しなければいけない、ということになります。つまり「期限の利益の損失」というのは、即時全額返済を求められるケースについて書かれています。
申し込み内容にウソがあった場合や、住所等の変更があった場合に、業者から変更手続きの催促を受け、14日以内におこなわなかったときなどは、期限の利益が失われてしまいます。そのほか、会員規約に反する重大な過失があった場合も、期限の利益の損失となります。
期限の利益の損失にあたる場合でも、必ず即刻返済を求められるわけではありません。業者は柔軟に対応しているようですが、ただちに残りの借金を返済しろといわれても、文句はいえないです。
個人情報の取り扱いも要チェック
会員規約でチェックしておきたいのは、個人情報の取り扱いについてです。自分の情報がどこへ流れるのか、確認しましょう。「個人情報の取り扱い」というような項目や、「本人確認法」に関する項目に記述されています。本人確認は「金融機関等による顧客等の本人確認等及び預金口座等の不正な利用の防止に関する法律(本人確認法)」に基づくもので、発行されてしまえばそれほど関わりのない項目になりますが、自分の個人情報がどこへ流れる可能性があるかを知っておく意味では非常に大切になります。一度ちゃんと読んでおきましょう。